こんにちは。
「さっきまで大雨だったのに、もう今度は青空が・・・」
ここ数日は、1日の中でも天候がどんどん変わっていく日が続いています。
何日か雨で外を見ない間に、やまなみ周辺では梅雨時期の白い花たちが、ついに一斉に開花し始めていました!
ふっくらとした花をつけたホタルブクロ。
昔、こどもたちがホタルを中に入れて提灯のようにしていた、とは本当でしょうか?とても綺麗そうですが…^ ^
ハート形の葉っぱのドクダミ。
乾燥させて、お茶にしたりもします。
優雅に枝垂れたオカトラノオの花。
漢字で書くと、丘 虎の尾、でしょうか。確かになんとなく、虎のしっぽに見えなくもない…?
ヒョウモンチョウなどの吸蜜植物でもあります。
葉っぱも涼しげな、オオバギボウシ。
イギリス人の造園家、ポール・スミザー氏によれば、母国では大変価値の高い植物なのに日本ではそこらへんに普通に生えているので驚いた、とのことですが、やまなみ周辺でも確かに半日陰の土壌でぐんぐん元気に増えていっています。
さてさて、そんな白い花達を育んでいる雨の合間に、やまなみでは「オミナエシ(女郎花)」の苗を敷地内の数カ所に植栽しました。
秋の七草で有名なこの植物ですが、実はこのオミナエシ、「ウスイロヒョウモンモドキ」というなが〜い名前の蝶の幼虫の成長になくてはならない植物で、ハチ高原では鹿などの食害から保護しています。
というのもこの蝶々、環境省の絶滅危惧IA類に指定されており、ハチ高原はその数少ない生息地のひとつなのです…!
近年では、各地の草原の開発、鹿による食害などの影響でオミナエシが生える環境が激減しており、それに伴ってウスイロヒョウモンモドキも絶滅が強く心配されるほどに減ってしまっているそうです…。
ちなみに、先にご紹介した「オカトラノオ」は、ウスイロヒョウモンモドキの吸蜜植物のひとつ。
たくさんのウスイロヒョウモンモドキがハチ高原を優雅に舞い、「ヒョウ」が「トラ」の尾っぽにとまる、そんな光景を普通に見ることのできる日がきますように…^ ^!
さて、今回植えた苗が根付くかどうか。
乞うご期待です(^_^)!